


熊本県
経営者・役員・熊本県
SURPRISE MOVIE
日奈久のみなさん、
ありがとうございました!
SURPRISE MOVIE
地元チャレンジャーに火を灯したい。
その想いを胸に、
地元のみなさんと共に、
感謝と期待を直接お届けするサプライズを行いました。
同世代の仲間で結成した団体で、
地元の温泉街を盛り上げています。
地元の仲間でチーム結成
「Team I Love 日奈久」という団体で、温泉街である地元の日奈久地域を盛り上げる活動をしています。私は小学校卒業まで日奈久で育ち、その後熊本市内や福岡、阿蘇などを経て、25歳の頃に日奈久に戻ってきました。
しかし、戻ってきた日奈久は旅館や商店の数も減ってしまっており、私が子どもの頃の盛り上がりがなくなっていました。そこに寂しさを感じ、なんとか盛り上げようと立ち上げたのが「Team I Love 日奈久」です。
日奈久は人が温かいし、温泉も温かい。そんな温かさを伝えられるようにと思って活動しています。
カーネーション風呂の誕生
チームは私と同世代の20名ほどの若者たちで構成されていて、農家、旅館、商店など、様々な職業のメンバーが集まっています。
始めはとにかく日奈久を盛り上げよう、ということで何をするとも決めていなかったのですが、たまたまメンバーの中にカーネーション農家がいて、出荷の際にかなりのカーネーションが無駄になっている、ということを知りました。
それをうまく活用できないか、と考えたのが、カーネーション風呂です。文字通り、カーネーションの花を温泉の浴槽いっぱいに浮かべるお風呂。もともとバラ風呂というのがあるのを知っていたので、カーネーション風呂もできるのではないか、という発想でした。
また、実は日奈久温泉は温泉が見つかった由来から「親孝行の湯」と呼ばれていたので、母の日に贈る花であるカーネーションを浮かべたお風呂は、まさに「親孝行の湯」と言える、奇跡の誕生でした。
「母の日は日奈久温泉へ」を合言葉に。
カーネーション風呂が母の日シーズンに女性限定で入れる特別なお風呂として、日奈久温泉のいくつかの旅館で採用されることになったのに合わせ、母の日に「カーネーション祭り」というイベントを開催することになりました。
イベントでは、地元の高校生たちとコラボして日奈久の名産である苺や柑橘類を使ったスイーツを開発して提供したり、味噌の計り当てをやったりと、「日奈久づくし」をテーマにしています。
もちろん、男性も参加可能です。こうして、「母の日は日奈久温泉へ」を合言葉に、温泉街を盛り上げる取り組みをしていきました。
カーネーション風呂は話題になり、日奈久の外から来てくださるお客さんや、他県の温泉街から実施の方法をお問い合わせいただけるようになりました。
カーネーションは、最初は無駄になる分を活用するという形でしたが、カーネーション風呂をやる旅館が増えるにつれて、必要なカーネーションも増えてきたので、いまではカーネーション風呂のために3万輪ものカーネーションを確保してもらっています。
本来なら出荷すれば利益になったものですが…日奈久の盛り上げのために、協力してくれています。

いつも支えてくれる、
地元の仲間たちが
いたから続けてこれました。
背中を押してくれた地元の幼馴染
若手でなんとか盛り上げたいね、という話はするものの、実は日奈久に戻ってきてから何年かは特に何も行動できていなかったんです。
でもある時、幼馴染が「なんでもやるから、やろうよ」と言ってくれて。それで「Team I Love 日奈久」を立ち上げることになったんです。
私が会長ですけど、本当に仲間に助けられて、です。ひとりだったら心が持たないし、そもそもやっていなかった。本当に、仲間には恵まれていると思います。
続ける中で感じた変化
活動が始まってからも、そう簡単にはいかなかったですね。日奈久の街全体にまとまりがないというか。
最初は、私たちの提案に反対されることもあったんです。でも、カーネーション風呂を続けていくうちに、それが変わってきた。日奈久のご年配の方々も、母の日のイベントに顔を出してくれたり、協力できることがあったら言ってね、と声をかけてもらえるようになってきたのです。
私たちは当初、日奈久に人を呼びたかったので、日奈久の外の人へのPRになれば、と思っていました。でもやっぱり、地元の人に認められるのは嬉しかったですし、少しずつ変わってきたな、と感じる瞬間でしたね。
実はカーネーション風呂が2、3年続いた頃、そろそろ別のことをやってみては、という話になったことがありました。それでも、「母の日は日奈久温泉へ」の合言葉を続けていこう、と継続を決定した。そんな経緯があったので、本当に続けていて良かったと思っています。
日奈久の人に、日奈久を知ってもらうこと
日奈久にはどんな名産があるのか、地元の人でも知らないことが多いんです。実は私も、カーネーションが日奈久で育てられていることを知りませんでした。
だからチームでは、日奈久のものをもっと知ってもらうための活動もしています。
例えばその1つが、ちくわ。学校に出張し、子どもたちにちくわ焼き体験をしてもらったりしています。
こうして、地元の人たち、特に若い人たちに日奈久の魅力を認識してもらうこと。それも、将来日奈久に残ったり、戻ってきたりする人を増やしていくうえでも重要なことだと考えています。


子どもたちに、
地元での思い出を
残せるようにしてあげたいです。
まだまだたくさん、やっていきたいことがある。
カーネーション風呂は、八代市のあたりではだいぶ認識してもらえるようになりました。でも、まだまだ母の日の周辺だけのことで。
みんな仕事をやりながらの活動なので、1年を通して何かをやることはできていないし、日奈久は温泉街ですけど、旅館の後継者問題もあったりします。もっともっと、やっていきたいことはたくさんあるんです。
日奈久の子どもたちに、いつか「地元の花火」を。
たとえば、夏祭りをもっと盛り上げて変えていきたい。具体的には、花火をあげたいですね。
私たちが子どもの頃は、夏祭りの終わりには花火があがっていて、海岸のほうに行ってそれを見ていたのを覚えています。でもいまは、祭りの規模が縮小してしまって、花火はおろか、夜店もないし、神輿もめっきり減ってしまった、という状況です。
チームの仲間たちともよく話すのですが、やはり私たちも祭りの花火は子どもの頃の思い出として残っている。そういうものを、これからの日奈久の子どもたちにもちゃんと残してあげられるようにしたいですね。
花火に関しては、夏祭りの時のものが地元であがる唯一の花火だったし、八代市にも花火大会はありますが10月なので、いまの日奈久の子どもたちは夏の風物詩として花火を見ることができないんですよ。
まだまだ、どうやったら花火をあげられるのか…という状況ですが、子どもたちにどうにか見せてあげられるように、今後も活動を続けていきます。
東京2020オリンピック聖火ランナー
決定サプライズ
東京2020オリンピック聖火ランナーの決定通知の際に、地元のみなさんに
ご協力いただき、サプライズを行いました。
サプライズにご協力いただいた方々や、松本さんの地元チャレンジを見守り、応援し、支えているみなさんからのメッセージやコメントを掲載します。

島 龍太郎さん
− Team I LOVE 日奈久 副会長−
松本さんの東京2020聖火ランナー当選サプライズに参加してくださった島さんは、松本さんの幼馴染。日奈久で蒲鉾店の店主をされており、日奈久を盛り上げるための団体“Team I LOVE 日奈久”の副会長を務め、松本さんとともに、地元チャレンジに取り組む仲間です。
サプライズ当日は、松本さんへの日頃の感謝を込めたお手紙を読み上げてくれました。
<お手紙本文より抜粋>
まっちゃんがおらんかったら今の「ラブひな(Team I LOVE 日奈久の略)」はないと思います。
これからも一緒に日奈久のため、日奈久の人たちのため、ラブひなのメンバーのために、一緒に頑張っていきましょう。

丸尾 憲遵さん
− Team I LOVE 日奈久 副会長−
カーネーション農家として、日奈久のカーネーション風呂を支えている丸尾さん。島さんと同様に“Team I LOVE 日奈久”の副会長でもあり、サプライズ当日に、松本さんへのお手紙を読みあげてくれました。
<お手紙本文より抜粋>
啓介と“Team I LOVE 日奈久”を一緒にやり始めて7年が経ちました。
初めは、本当に酒の席でのやり取りから始まっていつの間にかそこに人が集まり、少しずつ形になってきましたね。
照れくさいですが、啓介と俺は同じ方向を見ていると思います。
周りから熱いとか真面目だとか茶化されることもありますが、これからも日奈久を、地元を、みんなで盛り上げていきましょう!

この日のためだけの、特別な
カーネーション風呂でもう1つのサプライズ!
聖火ランナー決定のサプライズ当日、松本さんを喜ばせようと、この日のために特別にカーネーション風呂を用意しました。
松本さんが何も知らされないまま風呂場へ連れていかれると、そこにはあるはずのない、季節はずれの大量のカーネーションが。
仲間たちからの粋な演出で、その後に続くランナー決定のサプライズへと文字通り「花を添える」ことができました。



このチャレンジャーを応援する!
応援する!ボタンとは?