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宮城

登米市の二刀流教師!神戸で受けた恩を次の人へ、そして宮城の次世代へ!

公務員・宮城県

登米市の二刀流教師
教育とボランティアをクロスオーバー
させる
「奉仕の精神」とは

公務員
岡田 卓也

あなたはどんな地元チャレンジャー?

ボランティアを通じて、
地域の方々に新たな一歩を。

平日は高校教師として働きながら、休みの日にボランティアをやっています。
いわゆる復興の災害ボランティアのときもあれば、登米市では、例えば月に1回、地域で子ども食堂のお手伝いをさせてもらったり、年に3~4回ほど、ジュニアリーダーをまとめて、子どもたちの行事をやっている団体に参加させてもらったりもしています。

ボランティアって、「やりたいな」と思っている人は少なからずいるかもしれないですけど、ひとりでいきなり行くのは、なかなか勇気が出ないですし不安もあると思います。でも、ちょっとでも知っている人がやっていると、「一緒に行きたい」と声をかけたり、一歩を踏み出しやすくなったり、地域の方々がより参加できるようになればいいと思っています。

なので、僕はFacebookなどのSNSで、ボランティアに行っていることを発信するようにしました。こうして一緒に行ってくれる人が増え、いろいろな人と協力したり、汚かったところがキレイになったり、またこういった活動に対して、被災者や地域の皆様方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけることがやりがいになっています。

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チャレンジのきっかけは?

被災地の課題に、もう一歩踏み込みたい。
そんな想いで宮城へ移住を決めました。

ボランティア活動の大きなきっかけは、僕が高校3年生のときに被災した阪神淡路大震災。うちは神戸市東灘区にあったので、家は全壊してしまいました。家族は母方の実家である大阪に避難して無事だったんですけど、僕だけは神戸に戻り、住み込みでボランティアをしていました。

学校に行きながら、放課後や週末だけ避難所で手伝う日々が続いてたんですが、あっちからこっちから、すごく大勢のボランティアが来てくれたんです。

それで、東日本大震災が起こったときに、神戸のときのことをすごく思い出したんです。実は、僕がボーイスカウトをやっていたときの知り合いが石巻にいたんですけど、津波で流されてしまって…。
その人の教え子が石巻のボランティアセンターを仕切っていたので、石巻に行くようになり、春休みの2週間ほどボランティアをしました。

東北は、表面的には徐々に片付いていったり、復旧してきていますけど、人口も減っていたりと課題はまだたくさんある。夏休み、冬休み、次の春休み…とずっと通い続けましたが、やればやるほど、「こんなん、1回来ただけでは到底追いつかへんな」と感じて。通うだけではなく、もう一歩踏み込みたいと思うようになりました。

そこで、「ちょっとでも周りを明るくすることができるなら」と思って、宮城への移住を決め、地元の兵庫県神戸市から引っ越すことにしたんです。神戸では家族と住んでいたんですけど、親も「お前が行きたいんやったら行ってこい!」と応援してくれました。

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あなたを突き動かすエンジンは?

恩を受けた人に返す「恩返し」を超えた、
受けた恩を違う人に送る「恩送り」がしたい

一番は、阪神淡路大震災のときに、いろいろなボランティアの方にすごくお世話になったので、その恩返しです。恩返しと言いましたが、「恩送り」と言ったほうが正しいかもしれません。
恩を受けた人に返すのが「恩返し」じゃないですか。でも、受けた恩を違う人に送っていく「恩送り」の意味合いが、僕は強いです。

僕だけじゃなく、自分が被災して、ボランティアにたくさん助けてもらったから、「今度は俺がやる番や」と、「恩送り」をする人は多いみたいです。実際に各地へボランティアに行くと、僕と同じように、以前の被災地の人が来られるケースが多いんです。
そうやって、受けた恩を次の人へと送っていきたいという気持ちが、活動を続ける根底にある気がします。

学校の生徒たちにも、授業の合間やホームルームでボランティアのことを話したりもするんですが、昨年の文化祭のとき、「台風第19号で大変な思いをしている人もいるから、クラスのたこ焼き屋の儲けを全部寄付せえへんか?」と提案してみたんですね。

彼らは彼らで、儲けでジュースやお菓子を買って打ち上げみたいなことをするはずだったんです。けど、「先生、わかった。全額寄付する」と言ってくれて。
文化祭でやるのは楽しいたこ焼き屋ですけど、楽しみながらも、生徒たちが「これも自分たちのできるボランティアだ」と認識してくれて。

そうやって、ちょっときっかけを与えてあげたり、ちょっと情報を与えてあげることで、僕が受けた恩をいろんなところに送っていくことにつながれば、と思っています。

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